
他の登山者の方と細い道ですれ違うことがあります。そんなときは「上りり優先」の原則を思い出しましょう。なぜ上り優先なのか、これには次のような理由があります。下りの人は視界が広いのですが、上りの人は視野が狭いため、危ない箇所などを見落とす可能性があるためです。でも、状況によっては下りの人を優先したほうが安全な場合もあるので、臨機応変に、譲り合いましょう。
子どもたちにも教えてあげたいのが、あいさつです。道ですれ違うときに、「こんにちは」とあいさつすると、お互い気持ちよく歩けます。道を譲ってもらったら、「ありがとう」。こんなあいさつが自然にできる子どもになってほしいと願っています。
休憩することはマナーではありませんが、疲れて歩けなくなってしまうと、グループの人に迷惑をかけてしまいます。そうなる前に、じょうずに休憩することが大切です。子どもと一緒に歩いているときには、30分〜1時間歩いたら、5分〜10分休む程度を目安としています。バテてしまう前に休ませるのが基本です。休憩の間に、トイレに行ったり、お茶を飲んだりします。
登山はけっこう激しい運動ですから、普段以上に水分が奪われます。水分養補給をじょうずに行い、バテることなく歩き続けることが大切です。喉が渇いてからでは遅いので、大人なら歩きながら少しずつ飲むこともいいでしょう。子どもの場合は、こけてけがをすることもあるので、立ち止まって飲んだり、休憩の時に飲ませたりする方がいいかと思います。
山はみんなのものです。山の美しさも、みんなのものです。自分一人のワガママで、山の美しさを壊してしまうことは許されません。
お弁当、おやつなどのゴミは、持ち帰るのが基本です。子どもと一緒にハイキングに行って、ゴミを道ばたに捨てるところを子どもには見てほしくありません。次の世代をになう子どもたちには、大人がいい見本、当たり前の見本を見せたいものです。
私はたばこを吸いません。だからというわけではありませんが、美しい山の中では、たばこは吸ってほしくありません。きれいな空気が汚れる気がして・・・
それに、もっと心配なことがあります。それは、山火事。たばこの不始末が原因で、山火事になることもあります。いったん火事が起こると、山の景観は変わってしまいます。そして、それ以上に恐ろしいのは、人の命を奪ってしまうことです。その可能性があるのです。
山でのたばこは、やめてほしいです。